高知の10日間で持ち帰ったのは、「また作りたい」と思える自分でした
再起動ラボ #25|作れた数より、「また作りたい」と思える自分が戻ってきたことが、いちばんの収穫でした
高知へ行って、
いちばん持ち帰ったものは、
ゲームでもアプリでもありませんでした。
「また作りたい」と思える自分でした。
この10日間で、
ゲームやアプリ、AIの仕組みを、
自分でも驚くくらいの数、作りました。
でも、帰ってきて棚卸しをしてみたら、
本当に変わったのは成果の数ではなく、
自分の頭の中のほうだったんです。
少し前のぼくなら、
10日も家を空けようとは思えませんでした。
その自分が荷物をまとめて高知へ行き、
昨日、フェリーで帰ってきました。
今日は、作ったものの棚卸しをしながら、
高知で自分に戻ってきたものの話を書きます。
まず、10日でこれだけ作りました
先に、並べてしまいます。
かくれんぼパズル**:Web版を公開し、チュートリアルを足し、iPhoneとiPad miniで動くネイティブアプリ版まで
筋トレアプリ**:中身を作り込んで、こちらもネイティブアプリ化まで
アングリーバード風のゲーム**:開発を進行
すごろくゲーム**:並行して制作(後述の理由で、いったん保留に)
食べる速度を整えるアプリ**:以前作ったものを、もう一段リッチに
画像生成用のChrome拡張**:新規で開発
ひろゆきさんCNP市況コメントの全アーカイブ化**:膨大なコメントデータを、裏でこつこつ全部整理
帰路のちょっとした通信の工夫**:フェリーの上で「iPhoneのネットを、Macでも使えるように」を自分用に
正直、自分でもここまで作れるとは思っていませんでした。
そして、これらを回すための「仕組み」も作りました。
AIを社員化する**:AIに役割を持たせて、会社のように分担させる構造
全プロジェクトにProgressとReadmeを入れる**:各案件に「進捗log」と「企画書」を必ず持たせる運用
朝散歩ボイスメモ**:歩きながら記事と日記の元ネタを話す習慣
こうして書き出すと、我ながら、よくやったなと思います。
一つひとつのリンクやスクリーンショットは、
この記事のいちばん最後に「参考」としてまとめて置いておきます。
いくつかは、すでに個別に記事にしました。
かくれんぼパズルを出した話、
出したあとに設計の甘さで転んだ話、
それを直したら子どもたちが1時間遊んでくれた話。
なので今日は、
一つひとつの機能ではなく、
「10日でこれだけ動けた自分」のほうを見ていきます。
いちばんの手応えと、残った悔しさ
手応えがあったのは、やっぱりかくれんぼパズルです。
Web版とはいえ、人に渡せる形までたどり着き、
実際に遊んでもらうところまで行けました。
ゲームそのものの面白さも確かめられたし、
逆に、スコアや進捗まわりの詰めの甘さという課題も見つかった。
そして、目の前の子どもたちに遊んでもらって、
「面白い」と言ってもらえた。
そこまで持っていけたものが作れたのは、素直にうれしかったです。
一方で、悔しかったのはすごろくです。
新しいAIをもってしても、
なかなか「これだ」という見た目にできなくて、
正直、いまも少し「うーん」と思っています。
ここまで作ってあるのに、この先どうしよう、という状態。
ほかにも、
もっと進められたはずのゲームや、
企画だけで止まっているもの、
とりあえず作らせたまま、まだ一度も自分でレビューできていないものがあります。
あっちを触り、こっちを触り、
正直、頭が少しパンクしていました。
——で、この「パンク」が、
次の話につながっていきます。
AIと「並走」する感覚が、途中で変わりました
高知にいるあいだ、
ぼくは常に複数のプロダクトを同時に走らせていました。
最初の頃は、
その全ラインを、自分ひとりで見ていました。
4本走らせたら、
4本ぶんの進捗を、自分が一つずつ確認しにいく。
作るのはAIがどんどんやってくれるのに、
確認するのは自分しかいないので、
本数が増えるほど、自分が詰まる。
AIに任せているはずなのに、なぜか自分が忙しい。
もしAIを使い込んでいる人なら、
この感覚に心当たりがあるかもしれません。
ここが、さっきの「パンク」の正体でした。
そこで、AIを「社員化」してみたんです。
役割を分担して、
自分は、参謀役のAIひとりにだけ指示を出す。
その参謀AIが全ラインを取りまとめて、
まとめて報告を上げてくれる。
ラインの数は変わっていないのに、
自分が見る窓口が一つになっただけで、
頭の中がずいぶん静かになりました。
そしてこれを支えてくれたのが、
全プロジェクトに入れたProgress(進捗log)でした。
各案件が「今日ここまでやった」を自分で書き残してくれるので、
参謀役も、日誌係も、
それをバーッと読むだけで全体を把握できる。
この辺りは、リツトさんが高知に戻ってきた時に教えてもらいました。
このやり方を教わって取り入れたのは、
今回の合宿で、いちばん画期的な発見だったかもしれません。
AIの話は、ひとまずここで一区切りにします。
というのも、
これだけAIに任せられるようになってみて、
逆に「じゃあ自分は何をしていたんだろう」が、
はっきり見えてきたからです。
一人だと、サボってしまうんです
昨日、自宅に戻ってきて、
さっそく思い知ったことがあります。
一人だと、だめですね。
つい別のことをやってしまう。
気づくと、サボっている。
もし、一人になると気が散ってしまう人なら、
この感覚は分かるかもしれません。
合宿中は、そうならなかったんです。
同じ部屋でリツトさん、ゆーき丸さん、
そして、イケハヤさんが、
黙々とAIにひたすら指示を出し続けながら、
手を動かしている。
その中にいると、
「自分もやらなきゃ」と自然に背筋が伸びる。
一人になって初めて、
あの「誰かが黙って集中している場所」が、
どれだけ貴重だったかがわかりました。
しかも、あの場にいたのは、
みんな、本当にできる人たちです。
その中に混ぜてもらうと、
自分の基準まで、ぐっと引き上げられる感覚がありました。
かくれんぼパズルをあそこまで仕上げられたのも、
イケハヤさんにレビューしてもらったり、
もかやもさんにコメントもらったり、
公開後にいただいた皆さんからのコメントや、
お子さんたちに遊んでもらった経験。
一人で作っていたら、あの完成度には届かなかったと思います。
環境を変えると、
自分の「できること」の天井が上がる。
それを、10日かけて体で覚えました。
――だから今、
自宅にいながら、あの感覚をどう再現するかを考えています。
AIが黙々と働いてくれる「バーチャルな作業場」に、
自分も出社するような形にできないか。
以前はバーチャルオフィスを作る意味がわからなかったその仕組みが、
急に、自分ごとになってきました。
戻ってきたのは、「作れる自分」でした
冒頭で、
いちばんの収穫は数ではなかった、と書きました。
高知から帰るバイクの上で、
ぼんやり考えていたことがあります。
これだけAIとどっぷり付き合った状態を、
もし仕事に持ち帰れたら、何ができるだろう、と。
現場の面倒な作業を、片っ端から仕組みにしていく自分。
そんな姿が、少し浮かびました。
もちろん、現実はそう甘くないのもわかっています。
できることと、できないことは、両方あるでしょう。
それでも、
「またそういうことを考えたくなっている」こと自体が、
少し前の自分にはなかったものでした。
朝、歩きながら声で元ネタを話す習慣も、
すっかり自分に馴染みました。
以前は、頭がザラついて固まる感覚がずっとあったのですが、
それが、だいぶ減ってきています。
少なくとも、AIに指示を出しているあいだは、
昔の、頭が回っていた頃の自分の感覚が、
はっきり戻ってきている気がするんです。
作ったものの数も、うれしい。
でも、それ以上に、
「また作りたい」「また働きたい」と、
自然に前を向いている自分がいる。
それが、この10日間でいちばん大きな収穫でした。
高知で、「作れる自分」が戻ってきた。
高知では、環境に助けられました。
自宅で、それをどう再現するか。
ここからが、本当の実験です。
AIだけで、高知合宿のあの集中力を、
自宅で再現できるのか。
それを、これから試していきます。
その手応えを持って、
今日からまた、自宅で走り出します。
あなたは「環境を変えて、自分が変わった」と感じた経験がありますか。
よかったら、返信で教えてください。
参考:作ったもの詳細
本文で並べたものの、リンクとスクリーンショットです。
気になるものがあれば、のぞいてみてください。
かくれんぼパズル
制作の経緯は、この3本に書きました。
先週から作っていた「クリプトニンジャ かくれんぼパズル」のWeb版を出しました
はゲームはできていた。でも、安心して遊べる設計ができていませんでした
https://rukupractice.substack.com/p/fa4
前回の失敗を直したら、子どもたちが1時間遊んでくれました
https://rukupractice.substack.com/p/1-479
動いている様子です。
筋トレアプリ
動いている様子です。
アングリーバード風のゲーム
開発中の画面です。
すごろくゲーム
かなり序盤の頃の画面です(今はこれよりだいぶリッチになっています)。
食べる速度を整えるアプリ
作った経緯と、リッチ化した話はこちら。
食べ過ぎの原因は量ではなく「速度」でした。AIと作ったアプリで食事が少し変わりました
https://rukupractice.substack.com/p/ai-277
Fable5を使っていたら、昔の仕事が思わぬ武器になっていました
https://rukupractice.substack.com/p/fable5
画像生成用のChrome拡張
ひろゆきさんCNP市況コメントの全アーカイブ化
アーカイブはこちらで公開しています。
https://ruku-practice.github.io/cnp-times/advanced.html
サイト自体を作った話はこちら。
CNP TIMESをWebサイト化して、4年分の積み上げが少し見えるようになりました
https://rukupractice.substack.com/p/cnp-timesweb4cnp
AIの社員化
この仕組みの中身は、いずれ改めて記事にするつもりです。










るっくん、こんにちは。
すごいね!
高知合宿大成功だね(*^^*)