戻る場所は、ひとつじゃないかもしれません
踊り場からの再起動 #46|「戻れるかどうか」だけを考えていた半年に、二日続けて、線の外側の話が届きました。
休職すると、
「元の場所に戻れるか」ばかり
考えてしまいます。
ぼくも、この半年
ずっとそうでした。
その線の外側の話が、
二日続けて届きました。
木曜の夕方は、
15年来の知り合いとのリモート。
金曜の夕方は、復職について
相談している先生との面談。
別々の人から、
同じ方向の言葉をもらいました。
戻る場所は、
ひとつじゃないかもしれない。
見えていた景色が少し変わった、
二日間の話です。
「来てほしい」と言われました
木曜の相手は、15年前に
同じ職場にいた方です。
当時からよくしてもらっていて、
いまも時々、情報交換をする間柄でした。
ぼくが休んでいることを
どこかから聞いたそうで、
「大丈夫? ちょっと話そうよ」と
連絡をくれました。
こういう連絡は、これで二度目です。
休んでいることが、思っていたより
広まっているようです。
少し恥ずかしくて、
それ以上に、ありがたい。
休みに至った経緯を、
順を追って話しました。
そのあと、その方がいま立ち上げている
新しい事業の話を聞かせてもらいました。
詳しくは書けないのですが、
聞きながら、正直に思ってしまったのです。
復帰するなら、ここに行くのもありだな、と。
最後に、言われました。
「タイミングが合えば、こっちに来てほしい」
その場でぼくは、
「大変そうだけど、非常に面白そうです。魅力的です」と
率直に答えました。
話が具体的になったら
また相談させてほしい、と伝えると、
「もちろん、もちろん」と返ってきました。
「必要としてもらえた」
これだけでも、
十分うれしい出来事でした。
聞いているあいだ、
正直、ずっとワクワクしていました。
うまくいくかどうかで言えば、
うまくいかない可能性のほうが
高い話だと思います。
責任の重さを想像すると、
すこし足がすくみもします。
それでも、戻る先の候補として、
これ以上ないくらい魅力的に見えました。
会社のロジックと、病院のロジック
金曜は、自転車で
心療内科へ向かいました。
こいでいるあいだ、
Podcastを聴いていますが、
キングコング西野さんのPodcastに出てきた
「好きか、得意か、勝てるか」という
言葉が自分に突き刺さりました。
好きなのは、間違いない。
得意かどうかは、分からない。
ただ、休んでいるあいだに
やってきたことが生きる場所だ、
という感覚だけはありました。
面談で復帰先の話になったとき、
先生がこう言いました。
「会社の通常ルールは、元の場所に戻すのが原則。ただ、こちらの立場から見ると、それが常に正しいとは限らない」
会社側のロジックは、
ぼくにも分かります。
誰でも希望で動かしていたら
調整が大変だし、
抜けられた側は人が足りなくなる。
だから「まず元に戻す」が筋になる。
でも、療養する側のロジックでは、
そうとは限らないらしいのです。
専門家の口からそれを聞けたことは、
ぼくには大きいことでした。
思い込みが、またひとつ壊れた瞬間でした。
そういえば、と思い出しました。
実はもうひとり、
以前お世話になった人事関連の方からも、
「戻すだけじゃない選択肢もありえる」
と言われていました。
「選べない側」だと思い込んでいました
休んでいるあいだ、
自分の行き先について希望を言えるなんて、
考えてもいませんでした。
分からなかった、というより、
考えていなかった。
最初のころにあったのは、
「戻っても、絶対に同じことになる」
という不安だけでした。
同じ場所に戻って、
同じことにならない理由が、
自分では見つけられなかったからです。
その不安を抱えたまま過ごす日々が、
正直、ありました。
そんなとき、さっきの
「もうひとりの方」に言われたのです。
「決まってないから、大丈夫だよ」
驚くほど安心したのを、覚えています。
言うだけ言わないと、後悔する
近いうちに、会社と話す機会があります。
そこで、希望を伝えてみるつもりです。
言うだけ言わないと、
絶対に後悔するからです。
まだ、何も決まっていません。
誘ってもらった話がどうなるかは
分かりませんし、
正直、望み薄かもしれません。
ぼくの体調の見通しも、これからです。
同時に、焦らなくてもいい、
とも思っています。
いま手元で作っているものが
どう育つかを見ながら、
決めていっても遅くない気がしています。
決まっていない話を、
決まっていないうちに
書いておきたくなりました。
決まってから書くと、きっと
別の話になってしまう気がするからです。
この半年、「戻れるかどうか」の
一本道だと思っていたところに、
道は一本ではないのかもしれない、
と分かりました。
選べるかどうかは、まだ分かりません。
でも、道が一本ではないと知っているだけで、
歩き方は少し変わります。
前回の踊り場はこちらです。
はじめてこのニュースレターに来てくださった方へ。
ぼくがどんな人間で、なぜ立ち止まっているのかは、こちらにまとめてあります。
はじめての方へ — このニュースレターの歩き方







ゆっくりでいいんやで!
正直な話、側から見ているとまだ「復職」には早いのでは?と感じちゃう部分もあるけど。
もちろん、客観的に見てくれる専門家(心療内科の先生)の意見も非常に重要。
それ以上にルックんの体調/気分はご自身が最も理解しているだろうから・・・。
ただ、金銭的なものなどからの「焦り」で戻ろうとしているのなら絶対ダメだよ!
ちょっとしたことで振り出しに戻ってしまうことだってあるんだから。。。(経験者談)
選択肢があること、そのこと自体がすごく恵まれている❣️
やっぱり今までルックんが積み重ねてきたからなんだろうね!
ご縁を大切にしつつも、最も大事で代替えのない「自分」を大切にしてね!
これまで頑張ってきた財産が活きてきたんですね!
「元の部署に戻す」は原則としてはそうですが、異動先が了解していれば大丈夫なこともあると思います。
組織によるとは思いますが。