朝起きたら、AIが動画を公開していました
昨日の夜、ぼくはAIに一言だけ頼んで寝ました。
「かくれんぼパズルのあそびかた動画を作って、LPに載せておいて。明日の朝、見ます」
それだけ言って、寝ました。
本当にそんなことができるとは、半信半疑でした。
朝、起きて画面を開いたら、
公式ページに「2分でわかる、あそびかた。」というコーナーができていて、
2分半の解説動画が、もう公開されていました。
なんというか、
机の上に、小さな制作会社ができたような気分でした。
実はいま、ぼくの机の上では、AI社員が何人か働いています。
書く係、声を出す係、チェックする係、口出しする係。
今回はその小さな会社が、ぼくが寝ているあいだに、
初めてまとまった仕事をひとつ、終わらせてくれました。
今日は、そういう話です。
なぜ、あそびかた動画を作りたかったか
作っている「かくれんぼパズル」というゲームがあります。
盤の後ろに隠れたニンジャを探す、
かくれんぼみたいなパズルです。
公式のLP(紹介ページ)も、少し前に用意しました。
ただ、ひとつ気がかりがありました。
来てくれた人が、
遊び方でつまずいて、そのまま帰ってしまわないか。
文字でルールを読むより、
2分でも動くものを見てもらえたら、
たぶん、すっと遊び始められる。
だから、あそびかた動画がほしかったんです。
ゲームそのものより後回しになりがちな、
「届けるための最後のピース」でした。
正直に言うと、
ぼくは動画づくりなんて、やったことがありませんでした。
やろうという発想にすら、ならなかった。
一度だけ、ビデオポッドキャストに挑戦したことはあります。
でも、すごく大変で、面倒で、それきりになりました。
台本を書いて、画面を録って、声を入れて、編集して……
あれをまたやるのかと思うと、腰が上がらない。
それが今回は、
夜の一言で済んでしまった。
ここまで簡単に、ほぼ無料で作れてしまうなら、
これからいろいろYouTubeに出していくのも、面白いかもしれない。
動画からいちばん遠かったはずのぼくが、
今は、そんなことを考え始めています。
教材とスキルファイルを渡したら、AIが手順を全部知っていた
種を明かすと、下地がありました。
イケハヤさんのBrain教材「AIで動画講義を作る方法」を買っていたんです。
この教材には、
AIへの作業手順書(スキルファイル、と呼ばれています)が付いてきます。
それをぼくのAI参謀に渡してありました。
だから、ぼくが細かい指示をしなくても、
AIは動画の作り方を、もう知っていた。
白状すると、ぼく自身は、教材をまだ1ミリも読んでいません。
教材と、スキルファイルと、ゲームのフォルダをAIに渡して、
「これでやっといて」とお願いしただけ。
それでも、動いてしまった。
(教材の中身は、買った人だけのものなので、ここには書きません。
渡したらAIが動いた、という手触りだけ)
気になる方は、こちらです(紹介リンクです)。
声は、ゲームのキャラ「咲耶(サクヤ)」
動画の声は、ゲームに出てくるキャラの咲耶にしました。
ゲーム内でしゃべっているのと同じ、
自宅のMacで動くAI音声です。
外のサービスに課金するわけではないので、
追加の費用は、ゼロ。
自分のパソコンの中で、咲耶の声が生まれてきます。
ゲームの中の子が、そのまま遊び方を教えてくれる。
それが、なんだかうれしかったです。
裏側の話その1:咲耶の「丸窓」は、0円の工作でした
ここからは、ちょっとした裏話です。
動画では、画面の右下で、
咲耶が動きながら説明してくれる「丸い窓」が出ます。
いかにも、専用に描き起こしたキャラ映像に見えます。
でも、正体は使い回しでした。
もともとゲームのタイトル画面で流れている、
短いループ映像。
そこから、顔の部分だけを丸く切り抜いて使っています。
しかも、ややこしいことに、
そのアニメは「ニンジャが盤の後ろに隠れていく」演出なので、
途中で顔が消えてしまうんです。
そこで、顔が映っている冒頭の1.15秒だけを取り出して、
前に進んでは後ろに戻る、という往復再生にしました。
そうすると、
ずっとまばたきして、微笑み続けている咲耶ができあがる。
動画を作るAIは、一切使っていません。
つまり、この丸窓も、0円です。
手元にあるものを、少し工夫して組み替えただけ。
こういう、けちくさい工作が、ぼくはけっこう好きです。
裏側の話その2:品質チェックも、AI同士でやっていました
もうひとつ。
AIの声は、ときどき言葉を読み間違えます。
じゃあ、その読み間違いを誰がチェックするのか。
実は、そのチェックの仕組みまで、
教材のスキルにあらかじめ組み込まれていました。
(ここは教材のノウハウなので、中身は書きません)
ぼくのAIはそれに従って、できあがった音声を自動で検品して、
実際に一箇所、
「ますに」と読むべきところを「ますぎ」と読んでいたテイクを見つけ出し、
そこだけ録り直して、差し替えていました。
人間のぼくは、寝ていて気づいてもいません。
台本そのものも、
社内のAI顧問に一度レビューしてもらっています。
イケハヤさんの教材群から作った、相談役のAIです。
「冒頭は自己紹介じゃなく、フックから入ろう」
「締めは、押してほしいボタンを名指しして、行動を促そう」
そんな指摘が返ってきていました。
作る人、声を出す人、チェックする人、口出しする人。
夜の机の上に、ちゃんと役割が分かれて並んでいた感じでした。
冒頭に書いた「机の上の小さな会社」は、たとえ話ではなくて、
わりとそのまま、この夜の光景のことです。
朝、できていました
ぼくが寝ているあいだに、
起きていたことを、あとから並べてみます。
スライドを撮って、
23本の音声を作って、
読み間違いがないか検収して、
動画に合成して、
サイトに公開する。
そこまでを、AIが自分で進めていました。
このあいだ、ぼくがやった仕事は、
「動画を作って、LPに載せておいて」
と頼んだのと、寝る前にちらっと途中を見て、
「論理、は硬いから、ロジックにして」
「スマホアプリの提供開始予定も、足しておいて」
と注文をつけた——この三言くらいです。
あとは全部、AI社員がやっていました。
体感でいえば、ぼくは98パーセント、何もしていません。
朝、咲耶が喋っている動画を見た瞬間、
最初に出た言葉は、
「すげえ。本当にできてる」
でした。めちゃめちゃ、びっくりした。
その、朝できていた動画が、こちらです。
98パーセント何もしていないのに、できあがったものは、
ちゃんと「ぼくのゲームの、ぼくの動画」でした。
AIに全部やってもらった、という話に聞こえるかもしれません。
でも、やってみて思うのは、少し違うということです。
何を届けたいか、を決めるのは、ぼくでした。
朝、言葉のニュアンスに引っかかったのも、ぼくでした。
AIが増えるほど、
「自分は何を作りたいのか」を持っているかどうかが、効いてくる。
そこだけは、渡せないままでした。
そして、それが残っていることが、
今のぼくには、少し心強かったです。
AIは、仕事を奪っていく何かではなくて、
仕事を任せられる同僚になり始めている。
少なくともぼくの机の上では、先にそれが起きています。
動画は、公式のLPに載っています。
「2分でわかる、あそびかた。」というコーナーです。
咲耶が、遊び方をやさしく教えてくれます。
よかったら動画を見て、そのまま少し遊んでみてください。
つまずかずに始められたら、
この一晩の工作は、報われます。
最後に、正直なお金の話をひとつ。
この教材は、「イケハヤさんにはお世話になっているし、高くないし、
ゲームの解説動画に使えそうだ」くらいの気持ちで買いました。
ワンチャン、紹介で教材代の元が取れたらいいな、とも。
そうしたら実際に、ぼくの紹介から買ってくださった方がすでにひとりいて、
教材代の半額は、もう回収できています。
買った教材をAIに渡して、動画ができて、記事になって、教材代も戻ってくる。
この小さな循環が、なんだかうれしいです。
今回の下地になった教材はこちらです(紹介リンクです)。
もし「AI社員のいる小さな会社」の中身が気になったら、
社員紹介と、朝から夜までの1日の流れは、この記事に書いています。
この会社では、これからも何か起こりそうな気がしています。
更新を受け取りたい方は、読者登録してお待ちください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
本拠地のSubstackでは、「踊り場からの再起動日記」として、会社を休んだ40代が、AIと壁打ちしながら、父親として、トライアスロンをする人として、もう一度自分の人生を選び直していく記録を書いています。
日々の更新は、Substackにまとめています。
よければ、そちらでも読んでいただけるとうれしいです。






こ、これは…!
イケハヤさんのBrain教材のご利益でしょうか。
素晴らしいの極み。
僕も少し試してみましたが、Fableさん本当に長く動いてくれますよね。
僕が試して作った動画教材(序章)
https://pub-b986004117434253a26e40eef9e9f558.r2.dev/aibou-001.html
マジで感動モノです…他のAIモデルだと、5,6回は止まって、僕と対話が必要だったと想います。
この様なタイミングで、AI活用し捲れている自分に、出会いに…
改めて感謝です。