最近、屋久島のような場所へ行きたくなる理由
踊り場からの再起動 #15
最近、
自分の視野が近くなっている気がしていました。
毎日Substackを書いて、
アナリティクスを見て、
次の記事を考えて、
復帰という言葉のまわりでまだ少しざわつくものを見つめる。
気づくと、
半径数メートルの世界ばかり見ていたのだと思います。
だから今のぼくはたぶん、
景色を見に行くというより、
視野を開きに行こうとしています。
その行き先が、
今回は屋久島でした。
今日から4泊5日で、屋久島へ行ってきます。
少し前のぼくなら、
こんなふうに旅を決めていなかったと思います。
ずっと家にいるのも違う。
でも、海外へ行くのも違う。
そんなときに出てきたのが、
前から気になっていた屋久島でした。
いつか行ってみたいとは思っていました。
でも、
今このタイミングで行くことになるとは、
自分でも少し意外でした。
子どもの学校も始まって、
ぼく自身も少しずつ外へ目を向けられるようになっていました。
外に出てみようかな、
違う場所に身を置いてみようかな、
そんな気持ちがやっと出てきたのだと思います。
ただ、今回の屋久島は、
単なる旅行という感じでもありません。
今のぼくは、近いところだけを見すぎていました
最近のぼくは、
毎日Substackを書いています。
書くこと自体はすごく大事ですし、
書けていることは回復のひとつでもあります。
でもそのぶん、
ずっとパソコンの前に張りついている感じもありました。
頭の中も、
目の前のことばかりになりやすいです。
発信のこと。
これからのこと。
生活のこと。
そして、復帰という言葉のまわりにある、まだ少しざわつくもの。
生活は少しずつ動いているのに、
見ている範囲はどんどん近く、狭くなっていたのかもしれません。
だから今のぼくは、
いったん「近い問題」から離れたかったのだと思います。
自分より大きな時間の流れに、いったん身を置きたかったです
屋久島に行きたいと思った理由を、
あとから言葉にするなら、たぶんここです。
ぼくは今、
自分より大きな時間の流れに触れたくなっています。
森や木や苔や雨。
海の色。
長い時間をかけてそこにあるもの。
そういうものの前に立つと、
自分の悩みはもう少し違う大きさで見えるかもしれない。
少なくとも、
今のぼくはそういう感覚を求めています。
ここ半年とか数か月とか、
ぼくにとってはもちろん小さくない時間でした。
でも、
何百年とか何千年とか、
そういう時間の流れに触れたら、
また違う見え方が出てくる気がしています。
「自分の悩みなんてちっぽけだな」と、
乱暴に片づけたいわけではありません。
ただ、
近すぎて見えなくなっているものはある。
それを離れた場所から見直したいです。
何かの答えを取りに行くというより、感覚をひらき直しに行く感じです
今のぼくは、
屋久島に行けば何かの答えが見つかる、とは思っていません。
帰ってきた瞬間に、
全部すっきりしているとも思っていません。
でも、
感覚がひらくことはあるかもしれない。
頭のざわざわが、
少し静かになることはあるかもしれない。
ずっと同じ場所で、
同じ画面を見て、
同じ悩み方をしていると、
考え方まで固くなっていきます。
だから今回は、
考えを整理しに行くというより、
感覚をひらき直しに行く感じです。
自然に触れること。
長い時間を感じること。
普段とは違う身体の使い方をすること。
そういうことの中で、
今までとは違う自分の反応が出てきたらいいなと思っています。
行く前から、ポジティブな感じは少し戻ってきています
今回の旅で、
もうひとつ大きいのは、
そもそも「行こう」と思えたことです。
少し前のぼくなら、
計画すること自体が重かったかもしれません。
でも今回は、
宿を見たり、移動を考えたり、
トレッキングに必要なものを準備したりする時間が、
思っていた以上に楽しかったです。
何を感じられるだろう。
どういう景色が見られるだろう。
縄文杉までの10時間のトレッキングは、どんな身体の使い方になるのだろう。
そうやって考えている時間も、けっこう好きでした。
それはたぶん、
自分の中にポジティブさが少し戻ってきている証拠でもあるのだと思います。
屋久島そのものに大きな意味があるのはもちろんですが、
そこへ向かおうとしている今の自分にも、
ちゃんと意味がある気がしています。
美術館へ通っていたのも、
夜光虫を見に行きたくなったのも、
そして今、屋久島へ向かいたくなっているのも、
たぶん同じ流れの中にあります。
にぎやかなものより、
静かなものの前に立ちたくなっていること。
答えを急ぐより、
まず感覚のほうを整えたくなっていること。
その変化がまだ続いているから、
今のぼくは屋久島のような場所を求めているのだと思います。
帰ってくる頃に、頭のざわざわが少し静かになっていたらうれしいです
旅に期待していることを、
ひとつだけ素直に言うなら、
頭のざわざわが少し静かになっていたらうれしいです。
明確な答えではなくて大丈夫です。
何かを決め切れていなくてもいい。
ただ、視野が少し開いて、
呼吸が少ししやすくなっていたら、それで十分です。
もしそこで、
今の自分に必要なものが少し見えたらうれしいですし、
逆に「今はまだ急がなくていい」と思えたら、それも大きいです。
再起動というのは、
急に前向きになることではなくて、
こうやって自分に合う場所へ一度身を置いてみることなのかもしれません。
ひとまず、行ってきます。
また帰ってきたら、
そこで何を受け取ってきたのかを書いてみます。
もし最近、
視野が少し狭くなっている感じがあるなら、
遠くでも近くでも、今の場所と違うところへ行く計画を立ててみるのはいいかもしれません。
よければみなさんも、
最近「少し視野が広がったな」と感じた出来事があれば、コメントで教えてください。




行くって決めた時から、
実際行く前でも「なにか変わる感」があるの、わかる気がします^^
時間で言うと、
いまヨーロッパにいるのですが、
2000年前の議事堂、みたいなのを見るとこの数週間とかの小ささは感じざるを得ないです。
異空間、楽しんでこられてください🌲
先週末に、奈良の橿原神宮の近くの、橿原考古学研究所 附属博物館に行ってきました。
縄文、弥生、飛鳥時代とかの遺跡の出土品を見て、1万年以上も前から人の生活があったんだと、あらためて思いました。時間の流れの雄大さに、しばし感じいった次第です。